
茶箱
HANDMADE IN 静岡市
お茶っ葉を保管したり海外へお茶を輸出するための道具として江戸時代から使われてきた木箱。
時代と共に今では茶箱の元祖である静岡県でも茶箱を作る製箱所は5軒ほどにまでに減っています。
ただ最近では、その高い機密性や防湿・防虫性、頑丈さや見せる収納として注目されている茶箱。
杉板を原料に、中に亜鉛メッキのトタンを貼って製作されています。


使用する木材は静岡産の「杉」
水分が多い時は水分を吸い、少ない時には出すという機能に優れている杉は、湿気や乾燥を防ぎやすいため茶箱製作に欠かせない材料です。
ただ、スギは柔らかいため変形しないよう風雨にさらし、2ヶ月以上かけて天日干しして乾燥したものを使用。

裁断して厚さが調整された杉を繋ぎ合わせるために使用するのは、「にかわ」
動物の皮や骨を原料とした安全な天然の接着剤。

特に蓋は、精度が狂うと閉まらなくなったりする重要な部分だけに、職人が見極めたより上質な素材を用いています。

そして、内貼
より機密性を高めるためにトタンを貼る作業。
隙間はアルミテープで塞ぐところもありますが、当店のは職人がハンダ付けで丁寧に加工した製品です。

故に美しく精度が高いので何世代にもわたって愛用いただけます

フチに和紙を張って目張りしていますので、これは剥がさずにお使いください。

卓上サイズの小さな箱から40Kgサイズまでご用意しています。
使い方はアイデア次第ですので、お好きなものを入れて見てください
- 米びつ
- 乾き物
- コーヒー豆やティーパック
- 衣類・着物
- 雛人形
- カメラレンズやフィルム
- タマネギやジャガイモなどの野菜
- お菓子
- 子供のおもちゃ
和室に置いたり、そのままテーブルとして使っても素敵。
頑丈なので玄関に置いて、そのまま椅子としても大丈夫。
杉の成分「セドロール」は、殺虫・防虫効果があるので衣類の保管にも最適ですね。
地元価格
都内のショップや百貨店では業者を介するので高い価格で販売されていますが、当店は地元価格。
車で12分の場所にある製箱所から直接搬入してもらっています。
実は、静岡のお客様からの注文が少ないらしく、まずは静岡の皆さまにこそ茶箱の魅力を知っていただきたいと思い価格を設定しました。
例えば、米びつとして使用する場合10Kgのお米なら、ちょうどいい茶箱は5Kgサイズで¥5,400
お菓子や乾物、コーヒー豆を入れるのにちょうどいい1Kg半切り(ハーフ)サイズは¥3,650
○Kgの表記は茶葉を入れたときの容量ですので、お近くの方は実物をご覧いただけると確かです。

静岡の伝統工芸品の灯りを消さないためにも、手にとっていただけたら嬉しいです。
欠品しても随時入荷しますので、よろしくお願い致します!

本物の茶箱は家具目的ではなく、実用性のある「道具」です
目張りの和紙のヨレや細かなキズがある場合がありますが、本来の伝統的な特徴として味わいをお楽しみください。