静岡は雨。そして肌寒い4月11日。
今シーズンのエンダースキーマの靴はオリジナルが完売となり、残すところmipシリーズのみとなりました。
manual industrial productsの残るは、「05」「10」「12」の3モデル
その中から「mip-12」を紹介します。
manual industrial products 12
¥56,000+税
BLACK / NATURAL
スニーカーの歴史の中で、これから先も永遠に語り続けられるであろう名作に敬意をはらい、全て革工業により製作されたmip。
この12作目は、斬新でありながらもミニマムなデザインで17年前に世に出て今も不動の人気を誇る名作スニーカーをベースに製作されています。
ミニマムなデザインだからこそ繊細で高度な技術によって作りこまれていなければオマージュになりません。
オマージュ元が偉大だからこそ、オリジナルを作るより難しい表現。
製作できる者が限られるため、何足も作られず発注制限されている希少モデルとなります。
部屋に飾り見て楽しむものではなく、履いてこそなんぼの靴なので木型をいちから製作してより歩行しやすいようつま先を蹴り上げたライン。
レザーソールとデザインの落としどころを見極めながら。
エンダースキーマは抜群の歩行性に定評あり!
羽根は通常、靴の底材として用いるものを採用しています。
羽根は、この靴の大きな特徴のひとつだけに繊細なバランスによって製作されていますね。
そして、最大の特徴は足を包み込むそのフィット性。
履き口に柔らかい鹿革を使い優しくどんな足にもフィットします。
甲高の方でも問題なし。
まさに、あのスニーカー感覚だからすごい!
サイドの堅牢な羽根によってしっかりホールド。
このナチュラルカラーはエンダースキーマの象徴。
10年後を見越して、履く人なりの味わいを刻んでいただきたい思いからヌメ革を採用。
靴は自分の歩いてきたストーリーを眺めながらメンテナンスするのが醍醐味のひとつですから。
新品を磨いても、ちっとも楽しくないように男は自分の証を再確認したいもの。
でも、変なところにキズを見つけるとヘコむっていう・・・
それもまたファッション人生。
ブラックは造形美をより感じる雰囲気。
この無機質な表情は履きこむことで命が宿っていきます。
意外と滑らないので、そのまま履いています、このソール。
ラバー、アウトソール、ライニングなど全ての修理が可能です。
スニーカーでは限りある寿命ですが、革靴として生まれ変わり10年単位での着用が可能になっています。
モードとクラフトの融合。
長年愛していけそう。そんな靴ですね。