スーツのオーダー会でご注文いただいたお客様、ありがとうございました。
1着はちゃんとした「ブラックスーツ」を持っておきたいと考えられてる方が多いのが印象的でした。
タイミングが合わなかった方も多かったので、次回も開催予定となります。
サイズ3のみとなりましたが、sacaiのスーツの仕様紹介です。
今回で2回目となるsacaiのスーツコレクション。
2年前、サカイがレディースのTHAT BAGを発表した時も今も、世界では名立たるラグジュアリーブランドBAGがステータスとされている市場。
そこに挑戦して成功をおさめているように、このスーツも派手さはないもののこだわりが詰まった1着となっていますので、今後どんな飛躍をするか楽しみです。
フォーマルな印象ですので、冠婚葬祭に活躍します。
ボタンは3つボタンの段返り
実質2つボタンの段返り仕様はスタイリッシュで最近の主流となっています。
袖はクラシックな3つのボタンで本切羽。
ボタン同士が「キス」をしているように見える、間隔がほぼないキッシング仕様。
そして、しっかりサカイの象徴であるグログランテープの上に配置されていますね。


裏仕様は背抜き。
最近は冠婚葬祭での場で外にずっといることはないので、ちょうどいいオールシーズン仕様。
エリはノッチラペル
衿幅は少しワイドに見えますが8.5cm
ゴージラインはスタンダードな位置。
胸ポケットはバルカっぽいフネ型。
長年の着用を想定した、うれしいクラシックな雰囲気です。
サカイの掲げるスーツの定義は、デザイナーズブランドでありながら、決して主張しすぎない着る人自身の知性と品格を尊重することに徹していることに好感もてます。
手縫いと思われるピックステッチ。
内側寄りに入れることでカジュアルさが出て普段使いにもOK
最近ではフォーマル=ステッチなし&ノーベンツではなくなってきているそうです。
フラワーホールは、あえてなし。
ショルダーの雨降らしと呼ばれるシワを入れるカミーチャもなし。
さまざまなシーンで兼用できる1着です。
このステッチワークは腰ポケットにも。
そして、縁取り部分の玉縁はシンプルだけど、確かにサカイしてます。
パンツのピスポケットをみても、やっぱりサカイ。
パンツはノーベンツのテーパードシルエットです。


持ち出しは角丸。
腰裏はグログランテープがマーベルトの役割を持って、インしたシャツが上がってきにくくなっています。
サイドベンツ仕様。
お尻の体型が隠れるサイドベンツが最近の主流です。
ジャケットを着てイスに座ったときも窮屈に感じず快適。
どこにでも着ていけるちょうどいいバランスに仕上がっています。
SCM-006 ¥80,000+税
SCM-008 ¥36,000+税
SET価格で¥116,000+税は安くはないけど、高くもない設定だと思います。
細かなお直しも店頭でご相談ください。